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2021.08.04
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森鴎外も愛したWMFの製品を紹介

WMFの1906年のカタログに、明治の文豪を代表するひとり、森鴎外が愛用していた製品が掲載されています。



その製品は、「Visiting card tray(ビジティングカードトレイ)」です。
いわゆる、訪問者からいただいたカードを置くトレイなのですが、かの森鴎外は、このトレイを来客用の「灰皿」として使用していたそうです。
愛煙家だった鴎外は、大切な友人やゲストに出す灰皿に、お気に入りのものを使われていたのではないでしょうか。

 

 

 

 


森鴎外は、小説家だけでなく軍医としても活躍し、衛生学の勉強のためにドイツに留学されていたことから、ドイツ生まれのWMFとの接点が生まれたのかもしれません。

WMFは1853年にドイツで創業して以来、こだわりの素材や各時代のアートを取り入れた最先端のデザイン、機能などを追求し、世界中で愛される製品を作り続けています。
銀で作られたこのカードトレイは、細部まで美しい彫刻が施されており、今も昔も変わらないWMFのこだわりを感じられる逸品です。

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現在、鴎外の自宅跡地に建てられた文京区にある「森鴎外記念館」では、こちらのWMF製品を含む、鴎外が愛した品々が展示されています。
2021年度特別展「観潮楼の逸品-鷗外に愛されたものたち」は、9月12日(日)まで開催しています。

ご興味のある方はぜひ、ご覧になってください。


画像提供:文京区立森鴎外記念館

森鴎外記念会公式ウェブサイト
https://moriogai-kinenkan.jp/
 

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